<急患診療センター 理念>
市民と共に、市民に信頼される救急医療の継続提供をめざします
<理念の説明>
①市民の理解と協力、支援により円滑な運営が可能になります
②職員は、質の高い急患診療を提供できるよう努力いたします
③超高齢社会、医師不足のなか、診療体制の維持継続を行うことが必要です
新潟市急患診療センターは、市民の安心のために、診療所や病院が診療時間外となる夜間や休日に、急に身体の具合が悪くなられた方の応急診療を行う施設です。内科、小児科に加えて、整形外科、眼科、耳鼻咽喉科、脳外科、産婦人科の7診療科がありますが、診療日と診療時間は診療科により異なりますので、ホームページか電話でご確認の上受診されるようお願いします。
当センターは、新潟市が開設し新潟市医師会が管理運営をしており、入院施設はありませんので、診療の対象となるのは、1次救急つまり外来での応急治療で帰宅できる軽症患者さんとなります。しかし、患者さんやご家族は軽症か重症かの判断はできませんので、受診すべきかどうか迷う場合は、電話相談もできるのでご利用ください。
発症直後には医師でも確実な診断ができないことが多くあります。そのため、急患診療センターでは、発症後間もない受診の時点で、「緊急対応が必要かどうかの判断をさせていただく」ことを大きな目的としています。緊急性がないと判断した場合は、かかりつけ医等を受診するまでの応急処置を行います。そのため、インフルエンザ等を除き原則、薬は1日分(または休み明けまで) の分までしか出せませんのでご理解をお願いします。
診察の時点で入院治療が必要と診断された場合には、入院可能な病院(自宅から遠方のこともあります)や重篤であれば3次救急病院(新潟市民病院や新潟大学医歯学総合病院等)に搬送させていただきます。
受診時には入院が必要でないと判断されても、帰宅後は慎重に様子をみていただき、容態が変わったら医療機関の再受診をお願いします。
診療に従事する医師は、平日日中は自分の診療所や病院等に勤務しており、勤務後の夜間や休日に奉仕的な協力をいただくことにより、当センターが運営されていることにご理解をお願いいたします。
当センターの令和4年度の受診者数は35,163人、電話対応件数は46,951件と非常に多く利用されています。そのため、冬場や連休中の混雑時、特に新型コロナやインフルエンザ流行期には待ち時間が非常に長くなりご迷惑をおかけしたり、職員の対応等で至らない点もあるかと思いますが、精一杯努力しておりますのでご理解とご協力をお願いいたします。
また、病気・怪我の程度をわかりやすく解説した、救急疾患検索サイトを開設してありますので、ご一読の上、不要・不急の受診は控えていただくようお願いいたします。
冒頭の理念にあるように、市民の皆さんに信頼される救急医療の持続提供を、市民の皆さんと共にめざし、市民の皆様が安心して健康で暮らせるようお手伝いしたいと思いますので、ご協力をお願いいたします。
新潟市急患診療センター長
山添 優